2013年11月25日月曜日

21.71%の衝撃

21.71%。

何の数字かというと、昨日(2013年11月24日)投開票が行なわれた市川市長選挙(および市川市議会議員補欠選挙)の投票率です。

理由まではわかりませんが、市川市がもともと何の選挙が行なわれても投票率が低いということは知っていました。おまけに今回の市長選挙の立候補はたったの二人(まぁ、多ければいいというわけではありませんが……)。その二人のうち、片方は現職で共産党以外の主要政党すべての推薦を受け、さらに二人が掲げる政策は、誰もがすぐに思いつくようなものばかりで「これは!」と思うようなものは何もなし……。という具合だったため、選挙が盛り上がるわけはなく、投票率が低いであろうことはある程度予想の範疇(はんちゅう)でした。

そうは言っても「25%を少し切っちゃうかもな」くらいの感覚でした。

それがなんと、衝撃の21.71%。

有権者の5人に1人が投票せず、です。以下のデータを見ると投票した人の少なさをより実感できると思います。
投票日の有権者数:374,409人(男190,818人、女183,591人)
市長選挙開票結果(選管最終発表)
大久保博:57,295票(当選)
田中長義:22,134票
有権者が37万人以上いるのに、当選した大久保氏が獲得した票は57,295票に過ぎません。

毎日新聞によると、21.71%という数字は、低投票率で鳴らす市川市の過去の数字と比較しても、1964年の19.69%、1977年の20.85%に続く、ワースト3の大記録だということです。まぁ、ワースト1ではなかったので少しホッと……できるわけありませんよね。

いったい何が、これほどの無関心を引き起こしているのでしょうか。地方政治に対する失望なのか、それとも現状に満足しきっているのか、あるいは……。

もちろん、投票に行かなかった人たちには、行かない理由があったのでしょう。正直言って、どういう理由が多いのかということには興味があります。が、それをどうこう言う権利を私は持ち合わせていません。でも、この低投票率が市川市を良くすることにつながるとは到底思えませんよね。

幸いにも市川市生活向上委員会は、地域の情報を発信するメディアの一つです(ミニですけどね)。ですから次に行なわれる大きな選挙に向けて、少しでも多くの市民に投票に行こうと思ってもらえるような、きっかけづくりをしていくこともわれわれの役目の一つだと考えています。

おそらく次の選挙は、衆議院の解散がない限り、2015年春に行なわれる市議会議員選挙、県議会議員選挙となるはずです。その時に間に合うように何か考えてみたい、そう強く思った今回の市長選挙でした。

追記
市川市議会議員補欠選挙開票結果(選管最終発表)
松井努 :43,691票(当選)
長友正徳:33,933票


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